野菜苗の場合、例えば下記のような生産工程を経て苗が出荷されます。農園では、各工程やハウスごとにスタッフが配置されており、それぞれ担当工程や担当ハウスの作業を行っていただきます。
入社された当初は、担当スタッフより日別に作業を指示いたしますので、それに従って作業を行いながら、徐々に商品や作業内容・手順等を覚えていただきます。最初は、取り扱う商品（品種）の種類や規格の多さに驚かれるかもしれませんが、少しずつ慣れていきましょう。
①播種（はしゅ＝種まき）
→専用の育苗トレーに、播種機と呼ばれる種まき用の機械を使用して種をまきます。
②初期育苗管理
→種を発芽させた後、水やり・日照量・温度・湿度等を管理しながら、苗を強く大きく育てていきます。
③接木（つぎき）
→接木苗と呼ばれる商品は、2種類の苗を切ってつなぎ合わせる接木という作業を行います。2種類の苗を接ぎ合わせて、両方の特徴を併せ持つ植物を作ります。
④養生・順化
→専用設備を使用したり環境を調整して、接木を行った苗の切断面をくっつけるための措置を行います。
⑤鉢上（はちあげ）・移植
→育苗トレーで栽培された苗（プラグ苗といいます）を、ビニールポットに植え替えます。
⑥二次育苗管理
→ビニールポットの苗に、初期育苗管理と同様に水やり・日照量・温度・湿度等を管理しながら、出荷に適した大きさまで、さらに育てていきます。
⑦選別・出荷
→出荷に適したキレイな苗を選別し、出荷専用トレーに詰めて出荷します。店舗へは、自社トラックで順次配送します。